
東日本大震災の記憶を、仮想空間(メタバース)サービス「Second Life(セカンドライフ)」上に表現する取り組みを、宮城大学と首都大学東京による制作チームが開始した。専用Webサイトから閲覧できる。
Second Lifeは、3D映像を使った仮想空間サービスとして2003年に英語版、2007年に日本語版を開始した。専用ソフトをWindows/Macintosh(Mac)/Linuxパソコンに入れることで無料で参加でき、分身となるキャラクター(アバター)や建物などを作成できる。今回は宮城大学情報デザイン学部と首都大学東京インダストリアルアートコースのチームが、Second Lifeの自由度の高さを生かして震災の記憶のための作品を制作した。
2011年3月11日に起きたマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震やそれに伴う津波、原発事故による被害について、つらい記憶だが後世に紡いでいくべきとし、記憶の風化を防ぐ目的で取り組んだとしている。Second Lifeのソフトを入れると専用サイトからリンクをたどり、作品を見て回れるほか、動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」から関連する動画を閲覧することも可能。
SNS「Facebook(フェイスブック)」上に公式ページも設けており、制作の流れを見ることができる。
すでにヤフーやグーグルは、震災の写真や動画をインターネット上に集約(関連記事)しようと企画しており、「ストリートビュー」で被災地の様子をパノラマ写真として閲覧できるサービス(関連記事)も始まっているが、Second Lifeのような仮想空間を使った取り組みは珍しい。
(植木 皓=ニューズフロント)








