「今夜は3時間しか眠れないなー」と心配して床についたら妙にパッキリ目が覚めて朝から快調に仕事が捗った。あるいは「明日は休みだから思いっきり寝るぞー」と眠りまくったら1日中頭が重だるくて休日を無駄にした。そんなことってありますよね。睡眠時間が長くても短くても、寝覚め良ければすべて良し。毎朝気持ち良く起きたい。
今では広くしられるところとなりましたが、睡眠中に人は深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠を繰り返していて、何度か深い眠りを経た上で、浅い眠りのタイミングに起きるとすっきりとした寝覚めを得られると言います。逆のケースですが、実際「死んでるのかな?」と不安になるほどぐっすり眠っている人を起こすとチョー不機嫌になりますものね。
こうした眠りの質をモニターして、浅い眠りの際にアラームやバイブなどで起こしてくれる快眠グッズというものも、腕時計型やスマホアプリ型など数多く登場しています。それらの多くは体に装着したり、枕元に置くなどして、睡眠中の人の動きを感知することで眠りの深い・浅いを判断するもの。ただ、睡眠中に腕時計を付けると気になって眠れない人や、頭の真横にスマホを置いて眠ると寝返りの際に当たるなどして目が覚めてしまうこともあります。
ならば、多くの方が愛用しているであろう、ベッドサイドに置く目覚まし時計タイプではいかがでしょうか? リニュー・スリープクロックはiPhoneやiPad、iPod touchなどiOS端末のDockを備えた「目覚まし機能付きスピーカーシステム置時計」。これはベッドや布団の傍に置いておくだけで、低周波センサーが体の動きを察知し、起床に最適なタイミングでアラームを鳴らして起こしてくれるというシロモノです。しかも、無料アプリで毎晩の睡眠サイクルを保存して振り返ることができるとか。
睡眠時無呼吸症候群をわずらうなど、眠りの質の悪さなら自信がある筆者も、これはぜひ試してみたい。というわけで発売前という実機をお借りしてみました(発売日は7月23日です)。
到着したサンプル品は、角にやや丸みを帯びた台形フォルムのデジタル時計といったたたずまい。マットなブラックの筐体に、時計表示の下部にはシルバーのラインが入るなど、オーディオブランド某ズのサウンドシステムを思わせる、洋モノ感あふれるデザインで。ベッドサイドに置いても主張しすぎることのない、落ち着いたデザインが程よい具合です。
本体上部にはiPhone/iPad/iPod touchを差し込むDock端子付き。もちろん充電もできるので、帰宅時にはとりあえず差し込んでおくなど充電スタンドとして使えるだけでなく、本体下部に備わったスピーカーによりiOS端末内の音楽ファイルを再生するなど、自宅内の小型ステレオとしても利用することができます。試しに音楽を再生してみると、小さな筐体ながら、耳障りのする高音や低音のビビリ音が少ない聴きやすい音でした。小さな音量でもしっかり音の解像度が残るあたり、眠る前、静かに鳴らすオーディオとして音作りがなされていることがうかがえます。
目覚まし機能を使う前には、まず無料アプリ「Renew SleepClock」をインストール。アプリには、目覚まし機能の「Wake Up」、睡眠データを閲覧できる「Sleep Stats」、その日の心身の状態をメモしておける「Jornal」、iOS端末内の音楽を再生する「Music」の4つのメニューが用意されています。日付以外は英語表記ですが、日本語の説明書も付いてきますし、設定含めて簡単なものばかりなのでご安心を(安心したのは筆者ですが)。
今回使用したのは手持ちのiPhone4S。リニュー・スリープクロックのDockにiPhoneを差し込むと自動で本体の時刻が同期されます。ベッドサイドの置時計の時刻がズレているといろいろマズいのでこれは嬉しい機能です。Dockに差し込むと、iPhone画面にリニュー・スリープクロックからの操作を受け付けても良いかと聞かれるので「許可」をタップ。「Wake Up」を選んでまずは起床時刻を設定します。
この起床時刻の設定が独特で、従来の目覚まし時計のように、起きたい時間ジャストを設定するのではなく、起きたい時間幅を10分から60分の間で設定します。例えば7時に起きたい場合、6時半から7時までの間の30分を指定しておけば、その30分間で眠りが浅いタイミングにアラームが鳴るというわけです。そんなわけで気持ち良く目覚めたければなるべく目覚まし時間幅を大きく取っておくのがコツ。また、この起床時間は2パターン設定できるので、平日用と休日用など使い分けることができます。
ちなみに、その起床時間幅に眠りの浅いタイミングが来なければ、時間幅の最終時刻にアラームが鳴る設定だそうです。つまり、眠りが深くても強制的に起こされるわけですね。
今回は朝8時半から9時の時間幅で起床時刻を設定。連日寝不足だったせいもあり、目を閉じるなり気絶。気がついたら小鳥のさえずりのアラームが大音量で鳴っており、いつのまにか自然に起きていたような寝覚めでした。おお、これは確かに気持ち良いかも。
Sleep Statsをチェックすると総睡眠時間は5時間52分で、そのうち深い眠りが60分、浅い眠りが4時間40分(!)、一度5時台に目が覚めていたようでした。眠りあっさー。
これを毎日使うことで週間、月間、年間の睡眠の質を記録すれば平均睡眠時間なども割り出せるので健康管理に役立てそうです。また、浅い眠りを繰り返している人は、筆者のように睡眠時無呼吸症候群などの病気に気づくことができるかもしれません。なお、この睡眠データはFacebookやTwitterなどに投稿できるほか、メール送信、ランニング記録アプリ「RunKeeper」とも連携させることができます。
しかし具体的に内蔵の低周波センサーがどうやって眠りの浅い・深いを判断しているのでしょう? Go to sleepをタップすると低周波センサーが起動し、一定の波が絶え間なく呼吸や寝返りなど体の動きを捉えているのだそうです。ということはパートナーや子どもたちと一緒に寝ている人だと、正確にデータが取れないということですね。女の子と一緒に寝る時は使えないのかー。悩ましいなー、と余計な心配をしてみたり。
あくまで独り寝用とも言えますが、腕時計型やアプリ型よりも気軽に毎日使えるリニュー・スリープクロック。個人的にはiPhoneの充電台やベッドサイドオーディオになるのも嬉しいところです。何より、睡眠ログが毎日残ることで、体重管理のように「早く寝なくちゃ」「いっぱい寝なくちゃ」という強制力が働くのがもっとも大きな効果かもしれません。ううむ…これは「欲しい」と言うか、睡眠不足の現代人には「必要」かもしれませんね。
■商品名: リニュー・スリープクロック(2012年7月23日発売)
■カラー:ブラック
■サイズ:高さ136mm×幅193mm×奥行き152mm
■重量 :843g (本体のみ)
■アラーム:専用アプリに付属もしくはご使用のipodの音楽を。
■付属品:本体、電源コード、取扱説明書
■対応:iphone4, 4S, 3GS/ipad2, 3 /ipod touch 3rd, 4th 世代※ラジオ機能は使用できません。














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