「女の子のカワイイは作れる」はおじさん達の努力で作られている。
パチンコ雑誌の編集者になって知った事がいくつかある。今回はその中でも男性の夢を壊すような話をしようと思う。え…松戸よ、なんでいきなりそんな事言うんだ? と思った人もいるでしょう。そんな方は、今すぐこのページを閉じることをオススメします。
出版社に入る前は特にグラビア等に興味がなかったので知る由もなかったし、グラビアのお姉さん達を見ては、ホクロやシミ一つなくて綺麗だなーとぼんやり思っていた私。
ホクロ、シミ、シワのない綺麗なグラビア。今の時代では画像修正が当たり前だから驚かないかもしれないが、画像を修正するにはフォトショップ等のソフトでしかいじれなかった時代だった為、すごく驚いた。
グラビア担当の編集者は、グラビアのページにホクロ消す、目のクマとる、肌のシミや赤みをとる、輪郭やウエスト、腕を細く…などと紙が真っ赤になるほど物凄い修正指示を出していた。中には、もはや原型をとどめないんじゃ? という子もいた。
「その方が綺麗だから」と担当編集者はさらりと…
なるほど、そうゆうことか。こうやって世の男性を魅了するページが出来上がるのか…! それにしても、なんでホクロを取るのか聞いたら、「その方が綺麗だから」と担当編集者はさらりと答えたので少し腹が立った。
ちょっと脱線話になるが、カメラマンによってはモデルになった女の子と親しい関係になっている場合もある。綺麗に見せたい・綺麗に撮りたいという気持ちが高ぶると、生まれる感情があるのだろうか。
たまにカメラマンとタレントの恋愛が報道されているが、そうゆうことなのではないだろうか。
そんなわけでグラビアという男性の夢が壊れないように、数多くの男性達が努力して作り上げているのである。
画像修正が当たり前になり、その画像修正との差を無くすべく、整形が当たり前になりつつある今では、そういうことに対して罪悪感がなくなるような言葉も生まれている。
これは全て男性の作り上げた偶像のせいだよなぁと思うと、男性に踊らされているようでなんとも言えない気持ちになるし、アプリで実物にはほど遠い加工をしちゃった女性を非難している男性を見ると自分達が撒いた種なんだけどな…と思っている。
とは言え、可愛い子だなと思った女の子が加工と差があるとガッカリする気持ちは女の私でも分からないでもない。