[ニューヨーク 30日 ロイター] – 国際通貨基金(IMF)は30日、今年の新興国の経済成長予測を上方修正した。新興国経済は昨年、底を打った可能性がある。
中国経済の再開、底堅いインド経済、ロシア経済の予想外の成長が背景。
今年の新興国・途上国の経済成長予測は4.0%。昨年10月時点の予測から0.3%ポイント上方修正した。昨年の推定値は3.9%。来年の予測は4.2%。
インフレ率は高水準だが、今年から来年にかけて鈍化すると予想されている。新興国・途上国のインフレ率の昨年の推定値は9.9%。今年は8.1%、来年は5.5%と予測されている。2017─19年の平均である4.9%を依然上回っている。