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くまモン インドに「進出」へ|au Webポータル経済・ITニュース


くまモンの手洗い動画=国際協力機構(JICA)提供

 「くまモン」と一緒に楽しく手洗いを学ぼう――。インドの子どもたちの新型コロナウイルス感染予防のため、国際協力機構(JICA)が熊本県と協力し、同県のPRキャラクター、くまモンが登場する「手洗い動画」を配信している。くまモンが、インドの子どもやダンサーと陽気な音楽に合わせて軽やかに踊りながら、正しい手洗いの方法や爪の切り方などを伝える。でも、どうして、くまモンがインドに? 素朴な疑問を、JICAのインド事務所と熊本県にぶつけてみた。【川上珠実/デジタル報道センター】

農村部で手洗い習慣は普及せず

 現地にあるJICAインド事務所は1月から、「アッチー・アーダット(ヒンディー語で良い習慣)キャンペーン」を実施。インドの農村部の子どもたちを中心に、正しい手洗いの方法や、ウイルスが潜みやすい爪の切り方、マスクの着け方などの衛生習慣を啓発してきた。電話で取材した同事務所によると、現地ではせっけんと水を備えた手洗い用の設備が自宅にない家庭も多く、農村部では半数以上の世帯で日常的に手洗いをする習慣がないといわれている。

JICA「子どもたちの関心引くキャラを」

 JICA側がキャンペーンに「子どもたちの関心を引くようなキャラクターを登場させたい」と考えていたところ、2019年に人材育成などの連携協定を締結していた熊本県のくまモンが候補として浮上した。

 試しに、くまモンが登場する動画をインド事務所の現地スタッフに見てもらうと、「マスコットキャラが、人間のように頑張って激しく動いている姿が斬新」と好評で、同県にキャンペーンへの協力を依頼した。

 動画は11月26日から、ユーチューブのJICA公式チャンネル「JICA Channel02」と、熊本県公式チャンネル「KumamonTV」で配信を開始した。

 <来た/来た/日本から来た/くまモン/くまモン♪>

 <良い習慣をだれが教える?/くまモン/くまモン♪>

 <良い習慣/手を洗って/こする/こする♪>

 <良い習慣/マスクを着けて/みんな/みんな♪>

 <爪は短く/切る/切る♪>

 などと、ヒンディー語で歌う曲に合わせ、くまモンたちが楽しそうに踊る。

現地でまねして踊る子も

 米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、インドの新型コロナの累積感染者数は12月1日時点で3459万6776人で、米国に次ぐ世界2位。折しも新たな変異株「オミクロン株」への警戒が世界的に広がる中での配信となり、感染拡大の予防につながることが期待されている。

 JICAインド事務所は「現地で日本語を教えている教室で動画を紹介していただいたら、子どもたちに好評で、まねして踊ってくれたと聞いています」と手応えを感じている。

 くまモンは10年にデビューし、日本の“ゆるキャラブーム”をリードした。熊本県によると、くまモンのイラストを使った商品の20年の売り上げは、過去最高の1698億円で、うち海外分は64億円に上る。海外では特に中国や香港などで人気を集めているという。くまモンの「インド進出」は今回が初めてで、県の担当者は「動画をより多くの人に見てもらい、くまモンや熊本のことも知ってもらえたら」と話している。



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