【ワシントン共同】ウクライナに侵攻したロシアへの制裁として、米国のブリンケン国務長官は6日、ロシア産原油の輸入禁止措置を欧州の同盟国と検討していると明らかにした。日本政府も米欧と情報交換。世界の原油生産の約12%を占めるロシア産の供給懸念が一段と高まり、ニューヨークの原油先物相場は1バレル=130ドルを超え、2008年の過去最高値147ドルも視野に入った。
消費者にとって痛手となる物価高騰を招き、世界経済への悪影響が懸念される禁輸措置には米欧で慎重な意見もあったが、悪化の一途をたどるウクライナ情勢を打開するため、バイデン米政権は新たな制裁を考慮し始める。