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年間217億本出荷のペットボトル 繰り返し再利用できる「ケミカルリサイクル」に注目(TBS NEWS DIG Powered by JNN)


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巨大なクレーンで運ばれいくサラサラとした物体。その正体は…

アサヒ飲料CSV戦略部 松﨑大さん
「ペットボトルを細かく砕いたもの」

こちらの工場で行われているのがペットボトルのリサイクルです。

アサヒ飲料CSV戦略部 松﨑大さん
「こうしたペットボトルを科学の力で分子レベルにまで分解して、再びペットボトルに戻しています」

その名はケミカルリサイクル。粉砕したペットボトルを化学分解し、再利用する技術です。

分子レベルまで細かくすることで不純物が除去できるため、純度の高さが求められるペットボトルの素材に適しているのです。

今、このリサイクルが注目を集めています。その訳が…

現在、ペットボトルのリサイクル比率は88.5%と高い水準です。ただ、再びペットボトルになる割合はご存じでしょうか?

街の声
「どれくらい、7割くらい」
「9割くらい。他に使うところないですよね」

正解は2割ほどにとどまります。多くはトレイや繊維など人が直接口を付けないものに生まれ変わるのです。そして…

記者
「こうしたトレイや繊維は最終的には燃やされます」

プラスチックは何度かリサイクルされたのち、最終的には燃料として利用されます。日本ではこの焼却もリサイクルにカウントされ、その割合はおよそ7割です。資源が循環利用できているとは言い難いのが現実です。

そこで活用が期待されるのが、何度も素材を再利用できるケミカルリサイクル、ただ課題も…

アサヒ飲料CSV戦略部 松﨑大さん
「今のところ新しいペットボトルを作るより、リサイクルする方がお金がかかる」

アサヒ飲料は、このケミカルリサイクルにより再生されたペットボトルを使った商品をこの春から販売。商業ベースでの利用は日本で初めてです。

なぜ、コストをかけてまで始めたのでしょうか?

アサヒ飲料CSV戦略部 藤森美晴さん
「サステナブルな地球のためには、この、ペットボトルからペットボトルへと再生するリサイクルが大変重要」

1人当たりのプラスチック廃棄量がアメリカに次いで世界第2位の日本。プラごみ削減の取り組みは様々な業界で加速しています。

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング 繁田知延さん
「資源を購入するというところではなく、有効活用してきたいと考えている」

ユニリーバは東急電鉄と組み、駅に容器のリサイクルボックスを設置。飲料のペットボトルに比べてリサイクル率の低い、シャンプーボトルなどのリサイクル促進を目指します。

また、サムスンは廃棄された漁業の網を再利用し、基板の一部に使ったスマートフォンを販売。今年1年でおよそ50トンのプラスチックごみ削減につながる見込みです。

サムスン電子ジャパン 小林謙一CMO
「2025年までに、すべてのモデルにおいてリサイクル製品で生産することが目標」

4月からプラスチックの資源循環についての新たな法律が施行されるなど、企業にはつくる責任が問われています。



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