芸能スポーツ
2021年大活躍したメジャーリーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(27)が、選手同士の投票で決まる年間最優秀選手に選ばれた。
日本選手では初めての快挙。
最高の栄誉であるMVPの受賞にも、大きな期待が寄せられている。
エンゼルスの大谷翔平選手に新たな勲章が加わった。
メジャーリーグ選手会が主催し、選手たちの投票によって受賞者が決まる「プレイヤーズ・チョイス・アワーズ」で、日本人選手とした初めて年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。
大谷翔平選手「すごくうれしいですね。現場の選手、実際に戦っている選手からそう言ってもらえるのは特別なことなので、自分にとっても特別ですし、本当にうれしいことです」
しかも、大谷選手はアメリカン・リーグ最優秀野手とのダブル受賞。
驚異の二刀流で話題を独占した大谷選手。
打って、走って、投げる。
その全てで超一流の輝きを放った。
バッター大谷としては、ホームラン46本、100打点をマーク。
さらに快足を生かし26盗塁と、足でも球場を沸かせた。
そして、ピッチャー大谷としては、メジャーの強打者から156個の三振を奪い9勝。
投打ともに自己最高の成績を残した。
オールスターゲームにも史上初の二刀流で出場し、見事、勝利投手になった。
トップ選手たちも今回の受賞を祝福。
まずは、チームメートで自らも受賞経験のあるマイク・トラウト選手(30)。
エンゼルス M・トラウト選手「歴史的瞬間ばかりだ、おめでとう」
そして、オールスターで対戦したドジャースのマックス・シャーザー投手(37)。
ドジャース M・シャーザー投手「見ていて楽しいです。見事なシーズンでした。こんなバッティングとピッチングは誰も見たことがない」
今回の受賞の価値をMLBアナリストのAKI猪瀬さんは次のように評した。
MLBアナリスト・AKI猪瀬さん「“プロがプロを選ぶ”ということなので、これは皆さんが思うよりも素晴らしい快挙だと思います」
そして街からは、さらなる歴史的快挙を期待する声が上がっている。
40代「MVPも取れると思う」
20代「(MVP取れると思う?)取れるんじゃないですか」
メジャー選手最高の栄誉。
全米野球記者協会会員30人の投票によるMVP受賞への期待。
東京・池袋では、あるイベントの準備が進められていた。
倉庫に所狭しと積まれた大谷グッズ。
大谷選手のMVP受賞祈願として、アメリカから公式グッズを集めたイベントが11月1日から行われる。
その中には、身長193cmの大谷選手と記念撮影ができる、ほぼ等身大のフォトスポット。
また、試合中継で見覚えのある特大の顔パネルなど、直輸入したショータイムグッズがずらり。
もちろん、MVP受賞が決まれば祝賀モードへ。
PGS STORE代表・遠藤祐一さん「(大谷選手がMVPを取ったら?)花を飾ったりとか、追加で準備する商品を一応用意している」
AKI猪瀬さんはMVP受賞を確信している。
MLBアナリスト・AKI猪瀬さん「もう100%大谷選手がMVPを取ると思います。どのくらいの得票率でMVPになるのかというところが今の注目点」
今回、大谷選手が選ばれた「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」は、MVPの前哨戦ともいわれ、過去10年の受賞者のうち8人がMVPも受賞。
2001年のイチロー選手以来、日本人2人目の快挙となるのか。
注目の発表は日本時間の11月19日。