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「労働収入こそ善である」という”正義中毒”が貧しい日本をさらにダメにする 賃金が上がらない日本が捨てるべき残念な発想 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)


「悪い人には悪い結果が、よい人にはよい結果がもたらされるべき」という認知バイアスが行きすぎると、結果として世の中や自分を取り巻く環境を悪くする、と経済評論家の勝間和代さんは指摘する。新著『できないのはあなたのせいじゃない』より、“正義中毒”にハマって損をしないためのコツを指南する──。(第3回/全5回)


※本稿は、勝間和代『できないのはあなたのせいじゃない』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。


正義を振りかざす「メディア」を疑え


私は何年も前から、日本のテレビ番組に対して強い違和感を抱いています。特に、「正義の味方が悪者を駆逐する」というコンテンツに対して疑問を感じます。ドラマに限らず、バラエティやニュース報道にさえ、この「善悪の対立」という構造が存在しています。


代表的なのが、人気ドラマ「水戸黄門」です。


お金稼ぎをしている商売人や権力を振りかざす悪者を、覆面的なヒーローである水戸黄門が懲らしめるという、勧善懲悪の構成を何百通りにもアレンジして長年放送されてきました。現在でも再放送を重ねていますが、これも強力なブレインロックになりうると私は考えています。


「公正世界仮説」のワナです。


写真=iStock.com/tuaindeed

※写真はイメージです


「世界は公正であるべき」という認知バイアス


公正世界仮説とは、「悪い人には悪い結果が、よい人にはよい結果がもたらされるべき」という社会的な認知バイアスのことで、社会心理学で使われる言葉の1つです。


「世の中のすべてはフェアである」と信じる心の癖のことで、これがあると、「水戸黄門」でいえば、最後に悪者が懲らしめられるクライマックスの場面では気持ちよくなると同時に、「自分が信じている世界が守られた」という安心感を得るようになるのです。


ところが、当たり前ですが、現実世界においては公正でないことが多々あります。正義が負けることもあれば、悪者だけが得をすることもあります。


世の中はすべからく公正であるべきですし、世界をその状態に近づけていくのは必要なことですが、現実には、不公正は世の中にあふれています。






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